一心不乱に麺をすする男性たち。
男性客)もう30回から50回は来ている。3年通っている。
こちらの女性は、2人で麺を分け合っています。
女性客)ニンニクのみじん切りが好き
彼らが食べているのは、いわゆる「二郎系ラーメン」実はこのお店、北京で「二郎系ラーメン」を広めた店として有名なのです。果たして、そのお味は…
記者)すごい迫力…山盛りの野菜、その周りに肉…歯ごたえがあって日本の二郎系ラーメンの味ですね
このお店を開いたのが、中国人のシンさんと、日本人の小田島さんです。
シンさん)(当時北京は)家系ラーメンが多かった。(二郎系は)ないから、やってみようかなって…
シンさんが開店を決意したのは2014年。しかし当時は日中関係が悪く、パートナーが、なかなか見つかりませんでした。
シンさん)(中国は)来たことがない人には、怖いイメージがある。もうちょっと考えるとか言われて…
そんな時に救いの手を差し伸べたのが、小田島さんでした。
小田島さん)結構行くなという人は多かった。なんで今更行くんだと、36でしたから。
当時小田島さんは、日本にいることに漠然とした不安を感じ、中国行きを決断したのだといいます。
小田島さん)よくわからなくなって来た、日本が。料理人、お店も多いけど、どうなるか不安を覚えた。
あっさりが基本の中国のラーメンとは、全く違う二郎系ラーメン。当初は全く売れませんでしたが、ある客層を中心に、徐々に人気が広がっていきました。
小田島さん)留学生が日本で大学行くと二郎ラーメンありますよね。それが北京にある。日本の二郎ラーメンと一緒だということで、ファンが増えたというのもある。
留学生を中心に人気が出た二郎系ラーメンは、日本に行ったことのない人たちの間にも広がっていきます。
シンさん)大体1回目が駄目で、3回食べるとはまるみたいな感じ。
少しづつ軌道に乗ってきた2人の店。しかし、そこにコロナ禍の試練が襲い掛かります。
小田島さん)一番大変だったのは、店で販売してはいけない時期がありまして。初めてデリバリーしたら、日本人も見つけてくれて、どんどんデリバリーしていただいて…
コロナ禍で始めたデリバリーは、今では大きな売り上げの一部となりました。中でも、多いのが日本大使館からの注文だといいます。
小田島さん)(日本の外交を支えている?) そうですね。本当にそうだかわかりませんが、みんな好きなのは確かですね
「二郎系ラーメン」を通じて、日中の懸け橋となっている2人の店。今後の夢は?
シンさん)中国本土、全部、もっと伝えたい。二郎系ラーメンありますよと。
小田島さん)新しい中国版の二郎ができたらいい。それを日本でやるのも面白いと思う
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